富士ヒルクライム初出場で失敗しないための準備4箇条|宿・気候・試走・食事のポイント
こんにちは。花粉が辛くて目薬が必須アイテム、戸田彩湖店の渡部です。
今回は「富士ヒルクライム初出場の心得4箇条(準備編)」について解説します。
結論からお伝えすると、初出場で失敗しないために押さえておくべきポイントは以下の4つです。
- 前泊の宿はできるだけ早く確保する
- 富士山特有の気候(寒さ・空気の薄さ)を理解する
- 可能であれば事前に試走しておく
- 食事管理と減量は無理なく計画的に行う
初出場でよくあるのが、「宿選びで失敗する」「寒さ対策を怠る」「序盤で踏みすぎる」「無理な減量をしてしまう」といった準備ミスです。
今年で22回目を迎える富士ヒルクライム。ロードバイクにお乗りの方なら多くの方がご存知の大会で、上り勾配が5.2%と比較的緩やかであり、初心者でも出場しやすいイベントとなっております。
確かに完走率は毎年99%前後と高いですが、それでも初出場となると当日走ること以外にも準備や段取りなど、不安なことがたくさんありますよね。
そんな悩みを解消するために、今まで5回出場経験のあるスタッフ渡部が注意しておくべきことや失敗談も含めてご説明いたします。
こちらを読んでいただき、ぼんやりと目標にしていた富士山の頂上に少しでも光が指してくれたら幸いです。
では早速まいりましょう!
目次
富士ヒルクライム初出場の心得4箇条 ~準備編~
1.前泊の宿は早めに確保しておこう
今年初めて参加される方はエントリーの時に出場枠の埋まる速さを体感したと思いますが、エントリー枠と同様に人気の宿はすぐに満室になってしまいます。
特に電車で輪行等、公共交通機関をご利用の方は注意です。会場に近い所や駅から近い宿はすぐに埋まってしまいます。早い方だと次回大会の開催日を予想して半年以上前から予約されている方もいらっしゃいます。
まだ宿を取られていない方は、まずどのような交通手段で現地まで行くかを確立し、そちらを軸に宿を選んでいただければと思います。
「ここの宿の食事美味しそう」、「料金が安い」などだけ調べていざ予約してみたらスタート会場まで片道20km!?みたいなことはよくありますので気を付けてください笑 特に会場は市街地よりも標高が高い位置にあるので「20kmならアップ替わり」みたいに思っていると、思ったより時間がかかって到着する頃にはへとへと……なんてこともありますので気を付けましょう笑
2.富士山の気候を知っておこう
富士山は言わずと知れた日本一高い山。富士ヒルクライムのゴール地点は五合目にあたり、標高約2,400mもあります。これだけ高いと様々な影響が出ます。
まず寒さ。標高が100m上がると0.6度気温が下がります。そうなると頂上の気温は海抜0mに比べて15度近く寒くなります。さらに山の気候は変わりやすく雨が降ってきたら……。もうお分かりですよね。下山の防寒対策はしっかりとしましょう。大会は6月ですが1〜2月に外でロードバイクを乗るような格好で問題ございません。

スタート地点では手荷物を預かってくれるサービスもございますので、下山荷物のみならずスタート直前まで着用するための防寒着も用意しておくと良いでしょう。
また標高が上がると空気が薄くなり、スタート地点で約5%、ゴール地点では10%程も普段平野で走っているときよりもパフォーマンスが落ちますのでペース配分を気を付けましょう。
3.試走をしてコースの特徴を知ろう
2つ目の箇条に基づきますが、可能であれば試走をして富士山とはどのような環境なのかを実感した方が本番に向けて大きな自信に繋がるので有効です。特にペース配分はここで体感しておきましょう。
富士ヒルクライムは一合目までが1番斜度がきついですが、脚がフレッシュなため序盤から突っ込んだペースで走られる方が多いです。段々と空気が薄くなるのに最初に体力を使い果たしてしまったら……結果はどうなるかお分かりですよね笑
また当該コースは最後の2.5kmあたりから2km弱、殆ど平坦でスピードが出る箇所がございます。空気抵抗の観点からここで1人で走っては勿体ないので、ここまで余裕を持って走れるペース配分を身につけられると良いです。
「よし!じゃあ週末に富士スバルラインに出向いて早速走ってみよう!」とお考えの方、ストップです笑 この時期(ブログ投稿時は3月)の富士山は一面の雪。おおよそ本番コースである富士スバルラインが開通するのはゴールデンウィーク前後です。
ただ5月になっても降雪したり、強風で通れない可能性がございますので、当日の朝にインターネットで「富士スバルラインの営業状況」と調べるとその日通れるか否かが分かりますので確認してから現地に向かいましょう。

4.食事に気を遣い、減量は計画的に行おう
ヒルクライムはよく「体重が軽い方が有利」と言われます。そちら自体は間違いではないのですが、過度な減量や急な減量は逆に体調を悪くしたり、パフォーマンスの低下に繋がるので避けた方が賢明です。私も練習量に対して食べる量が少なかったため体調を崩してしまい、目の前のレースのみならず長い間パフォーマンスが戻らなくなり、気が滅入ってしまった経験が過去にございます。
また富士ヒルクライムに関して言えば比較的勾配が緩めで、目標ペースにもよりますがスピードが出やすいので、減量による恩恵よりもしっかりと食べてパワーをつけて踏んだ方がタイム削減に繋がると私は思います。
「それなら好きなものを食べよう!」という方、ちょっと待ってください笑 食べるものにも気を遣うとコンディショニングやパフォーマンス向上に繋がりますので、ご無理のない範囲で実施していただけるとさらに効果的です。
具体的には全カロリーにおける脂質の割合は30%以内にとどめておくと良いです。あなたの身近な食品(お菓子でも構いません)の裏側を見ると栄養成分表示が書かれています。「脂質」の値に「9」をかけた数字を全カロリーで割ったものが30%以内であれば、運動する方にとって良い食材ということになります。
ポテトチップス等スナック菓子を見るとおそらく50%は超えていますよね笑 こちらを意識すると無理な減量を行わなくても健康的でしっかり動く身体が作られていきます。
ただ注意していただきたいのは脂肪は「悪」ではなくエネルギーとして必要なものなので、極端に脂質が低いものだけを選んで食べるのはNGです。何事もバランスが大切です。
ただ、富士ヒルクライム以外のヒルクライムレースを視野に入れていたり、元々標準体重より重いなどの理由で減量を行いたい方もいらっしゃると思います。そういう方達は「1日の摂取カロリーを今より500kcal減らす」「半年で5%の体重減にとどめる」ことを意識して減量すると体調を崩しづらく、且つ練習にもしっかり取り組みながら効果的に減量できます。
富士山の五合目ゴールに辿り着くために
いかがでしたでしたでしょうか。この記事を読んでいただいて少しでも富士ヒルクライムのイメージが湧いてきて、今後の活動の手はずになれば幸いです。
最後に私の初登頂の感想をお伝えします。「自分の力だけでこんなに高い所まで登れるんだ!」です。所感が直球すぎですが、まさに言葉のとおり1時間以上かけて登り続けた先の頂上からの景色が絶景でした。バスや自動車で訪れるのとは段違いの感動を覚えました。勿論インターネットの写真や動画を見ただけではここまでの感動は得られないです。
自分の足で到達することにロードバイクの面白さ、達成感があります。ただこれは実際に自分の足で登ってみないと分かりません。さあ、あなたもこの感動のためにレッツファイト!


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