お持ち込みパーツ対応方針のお知らせと工賃体系の見直しについて

2026年2月8日by NishimuraDaisuke

いつもバイクプラスをご利用いただき、誠にありがとうございます。

このたびバイクプラスでは、より安定したサービス品質の維持と、お客様に末永く安心してスポーツバイクを楽しんでいただける環境を守るため、パーツ関連の作業工賃体系を一部見直すことといたしました。

目次


今回の見直しの経緯

これまでバイクプラスでは、製品の入手ルートを問わず幅広い作業をお受けしてまいりました。しかし近年、インターネット通販やフリマアプリ等の普及により、お持ち込みいただくパーツの状況が非常に多様化しています。

お持ち込みいただく製品の中には、「規格の不適合」「付属部品の不足」「目に見えない劣化や損傷」が含まれているケースがあり、それらを安全に取り付けるためには、通常の作業時間を大幅に超える確認や調整が必要となる場面が増えております。

今後も一台一台にプロとしての責任を持って向き合い、現場のメカニックが安定したクオリティで作業を提供し続けるため、作業工程の複雑さに応じた「適正な工賃設定」への整理を行わせていただく運びとなりました。


新しい工賃優待のルール

今回の改定では、「バイクプラス各店店頭」および「バイクプラスオンライン(店頭受取)」でご購入いただいた製品への優待価格を基準とし、お持ち込みパーツ作業との区分を以下の通り明確化いたします。

なお、お持ち込みパーツの取り付け自体を制限するものではありません。これまで通りご相談を承っておりますが、製品の状態確認や互換性チェックなど、安全を担保するための工程が増えるケースがあるため、優待内容に差を設けさせていただいております。

お客様の区分(メンバーシップ) 店頭及びbike-plus.work(店頭受取)で購入のパーツ お持ち込みパーツ
バイクオーナー会員様(赤カード) 20% OFF 15% OFF
ライドレディ会員様(白カード) 10% OFF 5% OFF
スタンダード会員様(白カード) 5% OFF 通常工賃

※表示価格はすべて税込・通常工賃からの割引率です。
※具体的な作業の工賃については、点検の見積もり時にご案内します。


「お持ち込みパーツ」に対する私たちの考え

私たちは、パーツのお持ち込みを制限したいわけではありません。むしろ、「ずっと欲しかった憧れのパーツを手に入れた」「友人から譲り受けた大切な部品を使い続けたい」というお客様のワクワクする気持ちに寄り添いたい、という想いは今も昔も変わりません。

ただ、私たちショップが製品をご用意する場合、その製品の仕様・品質・流通ルートのすべてを100%把握できています。事前のご相談やご提案、互換性の確認から、アフターサポートまで一貫して責任を持てるため、その分を作業工賃として還元させていただいております。

一方で、お持ち込みパーツは「安全に使用できるか」をゼロから見極めるプロセスが不可欠です。今回の工賃の差は、お客様の安全を担保するための「プロの確認コスト」として、何卒ご理解いただければ幸いです。


作業をお受けする際の注意点

これまでと変わらず、お持ち込みのご相談はお受けしておりますが、私たちがご用意するパーツとは異なり、製品の出自やコンディションを完全に把握することが困難な場合があります。

そのため、安全を第一に考えるプロのメカニックとして、状況によっては作業をお断り、あるいは別途追加工賃をいただく場合がございます。また、安全上の観点から、お持ち込み品そのものの品質や、取り付け後に製品起因で発生する不具合・破損等については、当店での保証や補償の対象外となりますことをあらかじめご了承ください。

多くのケースでは問題なく作業できますが、下記のように安全性の判断が難しい場合は、作業をお断り、または追加工賃が発生することがございます。

特にご注意いただきたいケース(作業をお断りする場合があるもの)

  • 模倣品(コピー品)や海外個人輸入品:メーカーの安全基準や国内規格を満たしていない可能性があり、安全性を確認できない場合は作業をお受けできません。
  • 経年劣化・破損・加工跡が疑われる品:目視では判断できないクラックや損傷がある場合、作業中や走行中に破損する恐れがあります。
  • 互換性に問題がある組み合わせ:正常な動作や十分な安全性を確保できない場合、取り付けは行いません。
  • 不足部品があるもの:専用ボルトやスモールパーツが欠けている場合、代用品での取り付けは安全上の理由から行えません。
  • その他:実物を確認した結果、メカニックが安全な取り付けや調整が困難と判断した製品。

これらは、不完全な状態のバイクでお客様に走り出してほしくない、という私たちのプロとしてのこだわりとリスク管理に基づく判断です。


最後に

スポーツバイクのカスタムや修理は、単にパーツを取り付ける作業だけではありません。「どのパーツが適合し、どう組み合わせれば安全で快適か」を見極めるための知識や、そのためのご相談も、私たちが大切にしているプロとしての仕事の一部です。

私たちは、お客様の「こうしたい」という想いに技術で応えるため、日々膨大な数のパーツの情報を整理し、安全性を確認しています。今回の工賃体系の見直しは、そうした「作業の裏側にある技術力や知識」も含めて、責任を持ってサービスを提供し続けるためのものです。

店頭に在庫がない製品や、ウェブサイトに掲載されていないものでも、実はお取り寄せできるものがたくさんあります。

「まずはバイクプラスで聞いてみよう」と思ってくださるお客様の期待を裏切らないよう、これからも確かな技術と知識でお応えしてまいります。今後ともバイクプラスをよろしくお願い申し上げます。

西村 大助(Nishimura Daisuke)

西村 大助(Nishimura Daisuke)

バイクプラス共同創業者ショップ経験30年、MTB好き歴38年

1980年代後半にMTBに熱中し、アルバイト時代に老舗アウトドアブランドの自転車売場を担当。この頃に自転車整備士資格を取得し、本格的に自転車業界でのキャリアを歩み始める。2000年には外資系アウトドア専門店で専任メカニックとして勤務。その後、国内大手アウトドアメーカーの直営店で自転車売場を担当し、自転車取り扱い店舗拡大のためのスタッフ育成や販売体制の基盤づくりに貢献。 2003年には米国バーネット・バイシクル・インスティチュートへ留学し、体系的な整備技術を修得。帰国後は専門誌での記事連載やメンテナンスDVD出演などを通じて情報発信にも携わる。2007年にバイクプラスを共同創業し、全7店舗の立ち上げに関わる。 現在はオンラインストア運営やブログを中心に活動し、「専門性は高く、でも初心者にとって敷居は低く」を信条に、自転車のあるライフスタイルを提案している。

専門/得意分野
  • マウンテンバイク/ロードバイク/クロスバイク/eバイクの販売整備およびeMTBのカスタム
  • 米国メカニックスクールで学んだ体系的な整備技術
  • ショップ運営とスタッフ育成
  • サイクリング文化の普及活動
  • e-MTBでのトレイル/グラベルライド/キャンプ
保有資格
  • 1997年 自転車組立整備士合格
  • 1997年 自転車安全整備士合格
  • 2003年 Barnett Bicycle Institute Master Mechanic 3.0 Certified